先週日曜日の「小貝川ふれあい公園・オオムラサキの森」の話の続きです。
結局シジュウカラとエナガの群れに出会った以外は、なんとなく現れそうな雰囲気のあったカワセミも見ることはできず、またひそかに期待していた、前回撮影に成功しているオオタカ(幼鳥)も現れず、少しガッカリしながらクルマに戻る途中の事だった。
遊歩道脇の森に「ソバの花」と思われる花がたくさん群生して咲いている場所があって、その中を「ヒラ ヒラ ヒラ ‥‥‥」とゆっくり優雅に飛んでいる、見たことのないチョウを発見!!
―――一瞬「オオムラサキの森」ってくらいだから、これが国蝶の「オオムラサキ」か!?!?‥‥‥とも思ったが、ムラサキって感じではないし、だいたいがオオムラサキの見られる時期は6月~7月ということなので調べてみた結果、「アサギマダラ」という“渡り鳥”ならぬ“渡り蝶”―――つまり季節に応じて長距離の移動をする、めずらしい蝶であることを確認。
そしてこのアサギマダラは、「国蝶」を選定する際その候補の一つとして選ばれていて、最終的にはオオムラサキが国蝶に選ばれた―――という経緯も知り、何か因縁めいたものを感じてしまいました。
‥‥‥それにしても、あの薄暗く静寂に包まれたソバの花が群生する森の中を、ひらひらと優雅に舞うアサギマダラの姿はとっても幻想的で、ずーっと見つめていると“あっちの世界”に引きずり込まれてしまいそうな、それはそれは不思議な空間を作り出していました―――。
今回使用したレンズは、その特徴でもある“リング状のボケ”があまり好きになれなくって最近使っていなかった「500mmREFLEX」ですが、この写真では背景のリングボケがいい味を出していて、なかなかいい感じの1枚になったんじゃないかな、と自己満足しています。
でも、このレンズはリング状のボケ以外にも、フォーカスがシビアすぎて“入門機”α100のAF精度では「ピンボケ量産レンズ」って感じで、この1枚は奇跡的(?)にフォーカスがビシッと合った貴重な一枚でした(前回載せたシジュウカラの写真もピント合っていない)。
―――というわけで、この「500mmREFLEX」は今度発売されるソニーの中級機「α700」(AF精度かなりアップしてるらしい)に使用して初めてその真価を発揮するレンズなのかも‥‥‥!?!?(マニアックなカメラの話ですみませんm(_ _)m)
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