8月3日の記事で、
トランポに「プレミアムRXプラグ」を装着したことを書いて、その中で「ある点火系チューニングパーツとこのプラグを組み合わせてテクノに装着してみた」とチラッと書いたのですが、それはこちらです↓
「点火エネルギー330倍(理論値)」で、その効果を体感できる点火系チューニングパーツ“ノロジーホットワイヤー”と「史上最強プラグ」“プレミアムRXプラグ”を組み合わせ、さらにノロジーの効果を最大限に引き出す“ダイレクトアーシング”に改造してBETA TECHNOに取り付け、先日真壁トライアルランドでテストしてきました。
まず、ノロジーホットワイヤーについて少し説明すると、私が初めてこれを使ったのは'98年、当時乗っていた'98テクノに装着したのですが、明らかに火花が強くなり、エンジンの一回一回の爆発力も強くなるのをはっきりと体感でき、それ以来自分のマシンには必ず装着していた“チューニングの必需品”です(モトクロスに集中していた時期はKX250にも取り付けていました)。
この「ノロジーホットワイヤー」、極太のアース線が印象的ですが、超高電圧だけれども電流は微小なイグニッション回路に、こんな何十アンペアも流せるようなアース線をつけたところでまったく意味がないのだけど、実はこの極太のアース線は筒状に編まれていて、それをハイテンションコード(芯線)の周りに被せることで「蓄電効果」を持たせているのです。
そういうことなら自分で作れるじゃん‥‥‥とばかりに、芯線の周りにアース線を巻きつけて「自分でノロジー作っちゃいました」と得意になってる方、残念でした!!それだけじゃ火花は少しも強くなりません。
だいたいね、ただアースを巻き付けるだけでそんなに簡単に火花が強くなるんだったらメーカーで最初っからそうしてますよ。
なのにみんな「火花が強くなった」とか「パワーアップした」とかって‥‥‥まさに「バ○発見器」(笑)。
実はこのノロジー、その芯線の構造に秘密が隠されていて、それとその周りを覆うアース線の組み合わせによって“誘起電力”が発生し、「330倍の点火エネルギー」となる仕組みなのです。
最初にこのノロジーホットワイヤーを手にした時「なるほど、そういう仕組みね(^_-)-☆」と感心したけど、この構造はシロートがマネして自作できるものじゃないので、効果の割りに安いパーツなので自作しようとせずに買いましょうよ、このくらい。
で、そのアース線の取り付け位置は、ノロジーの説明書によるとなるべくプラグに近く抵抗が少ない場所にした方がノロジーの効果を最大限に引き出せる、ということなので、端子を付け替えて「プラグと共締め」にしました。
この「ノロジープレミアムイグニッションKIT」を取り付けて真壁トライアルランドを走った感想ですが、やはり予想通り一回一回の爆発が強くなっているのを体感でき、最新鋭のトライアルマシンと比較すると極低速がヘロヘロな'96テクノのエンジンがまるで別物のように低速から力強くなりました。
そしてパワーの出方が、急激に吹け上がってしまうような特性とはまったく異なり、トライアルで一番使う低速域のメリハリが良くなって、細かいアクセルワークにも開けた分だけダイレクトに反応してくれるので「段モノ」で合わせやすいし、滑りやすいセクションでも、その中にあるグリップのいい部分で確実に加速できるので、結果としてグリップの良いエンジン特性になっていると感じられ、乗っていてとても楽しく、知らず知らずのうちに集中して乗り込んでしまい、翌日にひさしぶりに酷い筋肉痛に見舞われてしまうという結果になったのでありました(笑)。
この「ノロジープレミアムイグニッションKIT」、Bタイプのプラグを使用している2ストロークのトライアル車に使用可能で、TWKインターネットショップにて販売を始めました。
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