ここのところ、TLR200を使って新しい商品のテストを2件ほど行なっていたのだけど、今回はその一つ「ハンディGPSマップ ATLAS ASG-CM12」の試用レポートを書いてみます。
GPSレシーバーは以前「ATLAS ASG-2」を使ってその試用レポートを何度かこのブログに書いたけど、今回紹介する「ATLAS ASG-CM12」は、画面に全国地図が表示され、その上に現在位置が表されるのが大きな相違点だ。 これって「ポータブルナビ」?いいえ、ナビゲーション機能は備わっていないので、あくまでも「ハンディGPSマップ」という商品名になっているのですが、メーカーのサイトからダウンロードできる「ATLASTOUR Plannner」というソフトを使って、事前にルート作成ができるのです。 今回私がTLR200で探訪してきたのは、以前から一度“巡礼”しなくては‥‥‥と思い続けていた、千葉県東葛地区の松戸・柏・流山各市の公園に置かれている「D51」3体(蒸気機関車なので「3台」と言うべきなのだろうけど、ご本尊と同じように「3体」と呼ぶのがふさわしいと思う)を一気に巡るツーリング、名付けて『東葛D51巡りツーリング』だ。 さっそく前述のATLASTOUR Plannerでルート作成開始!! まずはそれぞれのD51の場所を地点登録するのだけど、Googlemapの航空写真でピンポイントで確認できるので、ナビで登録するより簡単で正確かもしれない。 そしてルート作成に入るのだが、まずは大まかに各地点と主要な経由地をクリックし、最短の直線ルートを作成。 その後、ルート上の赤いポイントをドラッグし、通りたい道路上に合わせていく作業を全ルートで行なっていく。 以上でルート作成が完了。作業そのものは簡単で、ちょっとしたゲーム感覚で楽しく行なえる。 ルートマップの下に表示された距離を見ると「28.7km」。 仕事も忙しくてなかなか時間も作れない身だが、この距離なら2時間ほどで帰って来れると思われるので、先日の午前中についに念願の「東葛D51トライアングル巡礼ツーリング」を実行に移した。 ATLASTOUR Plannerで作成したルートを、PCに接続したASG-CM12に保存し‥‥‥ TLR200に取り付け、いざ出発!! ASG-CM12を使用した感想は、ナビと違って事前にルートを作成することによって、頭の中にだいたいのルートが入っているので、迷うことなく3体のD51を巡ることができた。 これがナビだと、目的地を登録してあとはナビ任せになってしまうので、かえって道を間違えてしまう可能性が大きいように感じた。 特にバイクだとナビの音声案内が聞き取れないことがままあるので、ルートを事前に作成することによる学習効果が得られるこの方式のほうが向いていると思う。 ただ少しだけ気になったのが、ASG-CM12の画面上に現在位置が表示されるのに若干タイムラグがある点。曲がるポイントが画面表示より早く来ることがあるのでちょっと注意が必要かも。 ただ、これも事前のルート作成の際に曲がるポイントの目印等を頭に入れておいたり、画面表示より早めのポイントで曲がるなどすることで十分対応が可能だし、もしも行き過ぎてしまってもナビと違ってルート表示が変わらないので、すぐに引き返してルートに復帰するのは簡単だ。 実際に今回私も2度ほど曲がるポイントを間違えてしまったが、すぐに気付いてルートに戻れたのでロスした時間はほぼゼロに近かった。 そんな感じで、9時54分にTWKを出発して帰ってきたのは11時57分。当初の予想通り2時間でこのプチツーリングを完走できたのでした。 そして、帰ってきてからは「ATLASTOUR Plus」で実際の走行軌跡を確認。 撮ってきた写真も確認。 そして、ATLASTOUR Plusで撮った写真を取り込めば、撮った写真が走行軌跡上に表示される。 さらにATLASTOUR Plusでは、こんな感じで走行ルートと撮った写真をスライドショー表示できます↓ 今回の「東葛D51トライアングル巡礼ツーリング」の詳細はもう一つのブログの方にもアップしましたが、2時間で回れるほど近い場所にD51が3体も置かれていることにまず驚き、そしてそれぞれのD51の保存状態の違いもあって、何とも複雑な心境になりました。興味のある方はこちらもご覧ください↓ →“東葛D51トライアングル”巡礼の旅(その1)ユーカリ交通公園のD51 405 →“東葛D51トライアングル”巡礼の旅(その2)柏西口第1公園のD51 453 →“東葛D51トライアングル”巡礼の旅(その3)流山総合運動公園のD51 14 そして、こういう「名所巡り」にバイクは最高の移動手段で、GPSマップがあるとその能力がさらに生かされると強く感じました。 そして、TLR200はこういう場面でも、最高のバイクであると改めて感じた次第です。 PR |