今週の初め、海自のYS-11が小月基地でオーバーランしたニュースを見て「あれ?YS-11ってちょっと前に引退したはずだったよな!?」と思った人も多いようだが、このBLOGを以前から見てくれている人は、YS-11が今でも元気に三郷上空を低空飛行してる事をご存知でしょう(^^)v。
あのオーバーラン騒ぎがあった日の朝も、TWK上空ではこんな光景が展開されていた↓。
毎度おなじみ下総のTomBoy06だけど、この時はいつもと違う飛行コースで旋回中で、翼上面の日の丸までバッチリ見えるほどいい感じにヒネッていた(^^♪。おそらく風向きが変わってランウエイチェンジしてたんじゃないかな???
ご存知の方も多いだろうけど、飛行機の離着陸は「向かい風」で行なうのが大原則となっている。そのほうが低い速度で大きな揚力が得られるからだ。
だから、空母からのテイクオフは風上に向かって全力航行しながら行なう。そうする事によって「飛行機の速度」に「空母の速度」と「向かい風の速度」を合計した分の揚力が得られ、短い甲板上からでも離陸することができるってワケだ。
着陸の際も、飛行機の速度を向かい風の速度の分低くしても無風状態と同じ揚力が得られるので、短い距離で着陸できるという理屈だ。
オーバーランのあった小月基地は滑走路の長さが約1,200mしかない小型空港なので、風向きが安定しない状態でのYSの着陸はかなり難しかったのでないかと思われる。
ケガ人等がなかったことは不幸中の幸いだったが、あのYS-11の「ケガ」はどの程度だったのか心配だ。
―――おそらくプロペラは要交換だと思うが、早く直してまた元気に空を飛んでもらいたいものだ。
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