きのうの事になるが、またやり切れないニュースが入ってきた。
―容疑の男子学生、遺体で発見 徳山高専事件―
山口県周南市の徳山工業高等専門学校で土木建築工学科5年の中谷歩(あゆみ)さん(20)が殺害された事件で、県警は7日、殺人容疑で逮捕状を取っていた同市に住む同級生の男子学生(19)の遺体を山口県下松市内で見つけた。男子学生は事件直後から行方がわからなくなっていた。近くで学生が乗っていたバイクも見つかった。県警は自殺とみて詳しく調べている。容疑者が死亡したことで、殺害動機など事件の全容を解明するのは難しくなった。
遺体が見つかった場所は、下松市内の山陽自動車道の下松サービスエリアから西へ2キロ付近の山中。幅約2.5メートルほどの山道にバイクが立った状態で止まっているのを警察官が7日昼前に見つけた。遺体はバイクから数十メートル離れたところにあったという。一部白骨化しており、首をつった状態だった。
この事件、警察がこの同級生を犯人と特定して指名手配したというニュースが流れた時点で、「もうすでにこの犯人はどこか山の中で首をつって自殺してしまっているだろう」と直感したが、やはりそのとおりの結末となってしまった。
事件発生以来「高専」がすっかり有名になってしまった感があるが、これまでに何度か書いているようにこの私も「高専卒」である。
公開するのはちょっと恥ずかしい「証拠写真」がこれだ
入学式の時父親が撮ったものだが、もう少しましな構図で撮れなかったのか‥‥‥という感じがしてしまう。
「機械いじり」が好きで、中学を出て高校→大学、と進むつもりは全然なかった私にとって「高専」はまさにぴったりな進路だと思い、入学が決まった時はうれしかったものだ。
だが、在学中は「高校生?」と質問され「いいえ、高専です」と答えても「はぁ?コウセン???」と、高専を知らない人があまりにも多いのでうんざりさせられる事になるのだが、このような事件で高専が有名になってしまうのはとても残念でならない。
被害者のご両親の心の内を思うと、年頃の娘を持つ親としてやり切れないものを感じるし、さらに犯人の少年のご両親の気持ちはどんなだろうかと考えると、それは想像を絶するものがある。
―――それにしても、最近このようなやり切れない事件が多すぎるとつくづく感じる。
今の世の中、何かがおかしくなってきているのだろうか‥‥‥。
亡くなった二人のご冥福をお祈りします。
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