前回の記事で、真壁に行く前に3ヵ所寄り道した、と書いてしまいましたが、「4ヵ所」の誤りでした。
「寄り道その2」は、コハクチョウを見た菅生沼(上沼)からわずか数分の距離にある「延命院」というお寺。
―――じつはここに、あの「平将門」の首以外の部分を葬ったとされる「将門の胴塚」があるというのだ。
↑道路から見える不動堂。この奥にその「胴塚」がある。
奥にある駐車場にクルマを停め、歩いて境内を散策すると、こんな立て看板が目に入った↓
う~む、都心の大手町にある「将門の首塚」にまつわる様々な「祟り」の噂話は聞いたことがあるが、その将門の首以外がここに葬られていたとは、つい最近まで知らなかった。
さらに境内を歩いてみると―――
これがその胴塚か―――なんだか飾りっ気がないなぁ、と思いながらこの反対側に回ると‥‥‥
おお!この右側にある「南無阿弥陀仏」の石碑がさっきの立て看板に書いてあった、東京の「将門塚保存会」から寄贈された物か。
坂東市のホームページによるとこの石碑、「昭和50年に東京都大手町の将門首塚から移された」という事になっているが‥‥‥大手町の首塚といえば、その上に大蔵省の仮庁舎を建てたところ省内で次々と謎の死を遂げる人が出たり、終戦後に進駐軍が首塚を撤去しようとしたら、その工事のブルドーザーを運転していた人が転落して死んだり‥‥‥という「祟り」の伝説があることで有名だが、そこにあった石碑がこれなのか!?!?と思うと、背筋がゾクゾクッとするのを感じた。
―――と、その次の瞬間、この右にある天然記念物の「カヤ」の大木の上で何かが動く気配を感じ、とっさにレンズを向けた私だったが‥‥‥
(後編に続く)
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