あの国は、もし本当にやっていたらしばらくは「だんまり戦術」を押し通し、騒ぎが大きくなったら「やっていない」と反論する―――それがいつものパターンで、今回のように間髪を入れず怒りの反論をする場合は本当にやっていないに違いないのだ。
これ以上の深追いはキケンなのでやめておくが、ちょっと聞きかじった程度の知識だけですべてを判断する人がとても多いと感じた。
「潜水艦の“音紋”からどこの国の何という型の潜水艦か、自衛隊は瞬時に判っているはずだ」と多くの人が書いているが、それはその潜水艦の音がデータベースにすでに登録されている場合の事であって、データがない種類の場合や、さらにはほとんど無音だった可能性もあるという事をまったく考慮に入れていない。漫画かなんかで仕入れた情報に踊らされているだけだ。
私はあの国の軍事的行動にはかねてから危惧の念を抱いているので、以前からこのブログで何度も取り上げており、今回も最初の発表があった直後にここで取り上げようかと思ったのだが、あまりにも情報が不足していたので書くことはできなかった。
そしてあの「クジラだった」報道を見て、そうに違いないと納得したのだが―――
結局一番悪いのは、最初の段階で「クジラかもしれない」という可能性も含めた広い視野で判断せず、報道発表までしてしまった防衛省の上層部ということだろうか。
↑先日またTWK上空を通過した海上自衛隊下総基地のYS-11T。
自衛隊の現場の隊員さんたちは頑張っているのに、上に立つ人がもう少ししっかりしてくれないと‥‥‥今回のクジラ騒動はいい笑いものですよ!?!?
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