今夜は「中秋の名月」ということで、きれいな月が出ていたのでその写真をアップしようかと思ったのですが、きのう予告したネタがあったので、「中秋の名月」はそのうちギャラリーの方に載せることにし、先日のもてぎMotoGPで撮ったこの写真からご覧ください↓。
昨年の王者、ニッキー・ヘイデン選手が駆る「HONDA RC212V」です。
今年からMotoGPクラスの排気量が800ccになり、昨年までの「RC211V」に替わって投入されたニューマシンなわけですが―――
―――ハッキリ言って「カッコ悪すぎ!!!!!」
昨年の終わり頃、このRC212Vの写真をはじめて見た時、思わず「ぐへぇ~~~(-_-;)、なにこのカッコ悪いバイク!?!?」とガッカリしてしまった私は、ショックのあまり(?)MotoGPそのものに対する気持ちも急速にさめてしまった‥‥‥というのは大げさかもしれないが、初期のRC211Vの「カッコ良さ」にシビれていた私としては、このデザインはどうしても受け入れることができなかったのだ。
わかりますよ、「既成概念」にとらわれず新しいカタチを追求する、というエンジニアとしてのチャレンジ精神。それはそれで素晴らしいことだと思うのですが、このスリッパのような形の小さな小さなリアカウル、そのかわりに本来は目立たなく処理するべき部品であるはずのロワーフェンダーの存在感の大きさ、そしてあちこちでむき出しになったゴチャゴチャのメカ‥‥‥とても「世界一のバイクメーカー」がその技術の粋を集めて造り上げたバイクには見えない。
RC211Vがまるで「戦闘機」のようなイメージだったのに対して、このRC212Vは―――
そうだなぁ‥‥‥しいて言えば
「理科室の人体模型(内臓むき出し)」って感じだろうか。なにかこう「グロテスク」な印象さえ受けてしまうのだ。
上の写真はトライアル界でも知られるようになった「レプソルカラー」で、その華やかなカラーリングデザインの良さでかなりごまかされている感がある。
↑こちらは中野真矢選手のコニカミノルタホンダ仕様。
真矢選手もせっかくホンダに抜擢されたのに、こんな「できそこない」に当たっちゃってホントにかわいそう。いまだにマシンのセットアップに苦しんでるようだけど、カッコ良くないバイクにはやはり勝利の女神も寄りつかないんだよね。
―――と、言いたい放題こき下ろしてしまいましたが、このRC212Vは「失敗作」ということで早く見切りをつけ、次の「RC213V」?は“カッコ重視”で造ってくださいね、HONDAさん!?!?
なんだか調子に乗ってボロクソに書きすぎて、HONDAさんまで敵に回してしまったこの私ですが、まぁそれだけ期待してるって事なんですからね
。
それから、最後に一つだけ注文があります。
排気管のデザインって重要です。「パワーの象徴」ですからね。
だから、お願いですからこの「ヘルシア緑茶のキャンペーン品のステンレス製コップ」みたいなサイレンサーは“萎え萎え”なのでもうやめてください(初期のRC211Vのような「センター出し」希望
)。
―――以上、「排気管フェチ」な私からの切実なお願いでした
。
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