きのうの朝、約2週間ぶりに近所を散歩してきた時のこと。
2週間前にアゲハチョウを撮影した「ヤブガラシ」の花はもうピークを過ぎてしまっていて、ミツバチの姿くらいしかそこに集まってきていなかったが、いちおう撮ってみようとカメラの設定をいろいろ変えてシャッターチャンスを待っていると―――
前方から聞き慣れない音とともに、見慣れない形のヘリがこちらに向かってやって来るではないか。
慌ててカメラの設定をセットし直しレンズを向けるが、直近の花にフォーカスを合わせていたため、ファインダー内にそのヘリを捕らえてもまったく輪郭すら分からないピントはずれの状態で、オートフォーカスが反応しない。
いったんマニュアルフォーカスにして手動でだいたいピントを合わせた後、再度AFにしてやっと合焦し、シャッターを切った時にはもう頭上を通り過ぎていたが、撮影したそのヘリの姿は―――
ぐへぇぇ~~かっちょわりぃ~~~ こんなズングリムックリしたイケてないヘリ、初めて見たぞ!?!? ―――いったいどこのなんていうヘリなんだ‥‥‥??? と思って調べてみると―――
三菱重工製の“純国産ヘリコプター”「MH2000」であることがわかった。
ちょっと前に撮影した陸自のOH-1も“純国産”だったが、このMH2000は機体からエンジンまですべて三菱で設計・製作している珍しい例だそうだ(OH-1はエンジンのみ三菱製であとは川崎製)。
このMH2000(←名前もダサい)については
Wikipediaに詳しく載っていたので読んでみたが、結局数機(3機?)しか売れず、そのうち2機はすでに返却され、2機あった試作機も1機はテストフライト中にテールローターが破損し墜落大破、もう1機はJAXA(宇宙航空研究開発機構)で「落下衝撃試験」に使われてスクラップになり、現在使用されているのは今回TWK付近に飛来した「JA21ME」―――そのJAXA所有の航空実験用ヘリ「MuPALε(ミューパルイプシロン?)」、この1機のみと思われる。
三菱では「10年間で100機の販売を予定していた」と書いてあるが、実際には数機しか売れず「生産中止」になってしまったようだ。
Wikipediaから拝借した下の写真を見ても、なぜ売れなかったか分かる気がする。
‥‥‥「ドラえもん」に似てない
ヘリコプターって機能美の極致、ぜ~んぶカッコいいと思っていたのに、やっぱりデザインにも力を入れないとこんなカッコ悪いヘリができちゃうんですねぇ(~_~;)。
―――ところで、JAXAはなぜこの「失敗作」を今でも使っているのでしょう!?!?
‥‥‥それはね、三菱さんとJAXAさんの間には「太ぉぉ~いパイプ」が存在しているのですね、たぶん
。
(あ~あ、こんなこと書いちゃって‥‥‥また狙われる敵が増えたぞ!?)
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