きょうは先日目についた「気になるニュース」から。
カーレースに酒税2000万円、エタノール燃料使用で
米国を中心に行う自動車レース、インディカーシリーズの第3戦が4月19~21日に栃木県のツインリンクもてぎで開催されるが、今季から導入されるエタノール燃料に関し、「酒税法」の適用を受けることが分かり、関係者は頭を抱えている。
関係機関に適用除外を訴えているが、このままでは約2000万円の酒税がかかる可能性が高い。
インディ500を含むインディカーシリーズは、従来は火災の際に水消火が出来るメタノールを燃料にしてきた。今季からは、環境問題に配慮し、植物が原料で再生可能なエタノールに切り替えた。
米国内のレースで使われる燃料はエタノール98%に2%のガソリンを混入させ、「飲料として使用できない状態」にすることで、酒税の対象外としている。日本でも同様の燃料を使用する計画だ。しかし、日本では「90%以上のエタノールを含むものは、基本的に酒税の課税対象となる」(関東経済産業局産業部アルコール課)。仮に10%以上別成分を入れると、「エンジンが正常作動しない」ため、これは実現困難という。
エタノールの卸売価格は1リットル約230円だが、100%近いエタノールにかかる酒税は1リットル当たり約1000円。大会でマシン20台が使用するエタノールは約2万リットル。酒税負担は約2000万円となる。ツインリンクは「エタノールは将来の自動車燃料としても注目度が急速に高まっている」と再検討を求めている。
(2007年2月10日3時6分 読売新聞)
―――マジで2千万円取るつもりなのか、関東経済産業局産業部アルコール課!?!?まったく馬鹿げた話で、もし本当に酒税法適用するとしたらこれはもう“いやがらせ”としか思えない。
まぁ、酒税担当者にしてみれば「特例は認められない」とかいろいろ立場もあるのかもしれないが、こういう話を聞くと、なんで日本人って柔軟な対応ができないんだろう、とか、この国における“モータースポーツ”の社会的認知度の低さを改めて思い知らされ、ガッカリしてしまう。
「INDY JAPAN」は大人数の運営スタッフを現地(アメリカ)から「まるかかえ」で開催しているためその費用がハンパではなく、観客動員数の多さではツインリンクもてぎで1、2を争うビッグイベントであるにもかかわらず収支的には「赤字」であると聞いているが、このうえ2千万円もまったく関係ない「酒税」として持っていかれた日にゃあ‥‥‥「関東経済産業局産業部アルコール課」の課長さん、これを読んでたら大目に見てやってくださいよ
そうそう、ツインリンクもてぎといえば、今年の世界選手権トライアルの日程について、6月2・3日なのか9・10日なのかということでこの間まで大騒ぎになっていたようだが、私たち設営スタッフは昨年12月はじめに第1回打ち合わせを行なった時点で「6月2・3日開催」に最終決定したと聞いていたので「今ごろになって何を言っているの!?」という感じだったのだが‥‥‥。
―――まあそれもようやく決着がついたようなので、もうどうでもいいや。
―――でも、もし酒税2000万円徴収されてしまったら、トライアルの予算がなくなって「中止」になっちゃうかも
本文に関係ないきょうの写真は「先日ひさしぶりにTWK屋上から見ることができた富士山」でした
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