1月10日にチャリティートライアルを真壁トライアルランドでやる、と聞いたのは昨年末のこと。
参加費として集めたものから必要経費等を差し引いた金額を、昨年9月に大水害に見舞われた常総市に義援金として寄贈する、ということなので、これはトライアルに関わるものとして参加しないわけにはいかない―――と、出ることは決めていたが、年に数回(?)の練習で乗っているREV-3で出るよりも、ここはやはりTLR200で出るべき(←それなら成績が悪くてもマシンのせいにできるし(笑))と思ってはいたのだけれど、何の準備もできないまま1/6~1/8の間ツインリンクもてぎで仕事をし、大会前日の9日は休んでいた間に溜まった注文の処理などで忙しく、やっと手があいた時はもう夜の8時過ぎ(ーー;)。
そこから、普段街乗りに使っているTLR200の保安部品を外し、スプロケットを交換したり「トライアルコンペ仕様」に変更したのだけど、ヘッドライトやテールライトを取り外すのがとにかく簡単で、ここでまた改めてこのTLR200というバイクのポテンシャルの高さを再認識させられたのでありました。
テールライト類はフェンダーに付いたまんま取り外し、スペアのフェンダーに交換。
テールライトを外してフェンダーだけになると「ボテッ」としていきなりカッコ悪くなるTLR200。
ステッカーチューニングで誤魔化そうと試みるも‥‥‥「われもの注意」がお似合いか(笑)。
そしていよいよ大会スタート。
受け付け時に番号で割り振られた5人ほどのグループで「相互採点方式」にて進められる大会のセクションは「ビギナークラス」と「チャレンジクラス」に一部ライン分けがされているが、チャレンジクラスでも難易度はそれほど高くないように設定されている。
私としては大会に出るのは超ひさしぶりだし、マシンも普段街乗りに使っているTLR200なので「ビギナークラス」の方がいいのかな、と思ったりもしたが、それもヒンシュクものな気がするのでチャレンジクラスを走ることにしたのだけれど、とにかくいつも乗ってる(といっても年に数回だが)REV-3とはまるっきり違う特性に戸惑いながら恐る恐るセクションにトライ。
そしてすぐに、一番の不安要素だった「フロントタイヤのグリップ不足」が想像以上で、ちょっとした下りでフロントが滑り、あわや転倒か!?!?というシーンを演じてしまったのでありました(>_<)。
↑これがその問題のフロントタイヤ。ゴムは完全に硬化してヒビだらけだし、なんと言っても舗装路ばかり走ってすり減ったブロック表面はツルッツルに磨かれたようになっているし、低圧で舗装路を走っていたためか、中央のブロックはあまり減らないのにその両脇の列のブロックが大きくすり減ってしまい、タイヤ断面が三角形のようになっていて、「タイヤが地面を掴む感覚」がまったくと言っていいほど感じられない乗り心地なのだ。
まぁ、こんなタイヤで大会に出る自分が悪いわけだから、言い訳はやめよう。
結果的には「1点地獄」に陥りながらも大きく崩れることはなく10セクション2ラップを走り終え、減点7でチャレンジクラス55人中9位という、何ともビミョーなリザルトを残したのでありました。
↑今大会に一緒に参加した成田省造さんのTLR200(手前)と私のTLR200(奥)。
省造さんのマシンにはトライアルス成田で約30年ぶり?に再発売したスペシャルのタンクシート(超カッコイイ!!)が付いています。
そしてそして、この2台ともクラッチカバーに何か付いていますよね!?!?
‥‥‥というわけで、次回はこのスペシャルなパーツについて書かせていただきます。
PR