前の記事でお伝えしたとおり、日曜日は海上自衛隊下総航空基地の開設51周年記念行事に行ってきました。
下総基地はTWKから20kmほどの距離しかなく、以前何度かバイクで出かけて「基地外」からC-1やC-130を撮ったことはあるのだけど、イベントで基地内に入ったのは今回が初めて。
仕事の方がいろいろ溜まっているのにこのイベントに出かけた理由の一つは、今回でこの機体が見納めになるという噂が流れていたから↓
TWK上空にもよく飛来していた「下総のトムボーイ」YS-11TAだ。
YS-11は民間ではもう数年前にすべて退役となっているが―――
自衛隊ではこの機種の他にも何種類ものYS-11がまだ活躍している。
その中でもこのYS-11TAは自衛隊機とは思えないほど派手なカラーリングで、そのロールスロイス製“ダート”エンジンの独特の金属音の心地良さもあって、とても好きな飛行機の一つだ。
その「TomBoy」がもうすぐ見られなくなってしまうのであれば、間近でじっくり観ることができる今回のイベントには何があっても行くしかない!!ということで日曜日の下総行きを決めたわけですが、当日配られていた公式パンフレットにも「YS-11TA 最後のお披露目」とはっきり書かれていて、やはり噂は真実だったのか‥‥‥と、ちょっぴりショックを受けてしまったものの、最後のお披露目にふさわしいたっぷりの展示飛行や機内見学などで、機械遺産にも登録されているこの「昭和の名機」の勇姿をたっぷりとこの目に焼き付ける事ができ、やはり来てよかったと納得!!
そしてあの“RRダート”の響きもこの耳にしっかりと刻んでおくことができたのだけど、あの甲高い金属音が蒸気機関車の汽笛にも通じる哀愁を帯びた響きに聞こえ、なんだか悲しさが込み上げてきてしまったりして‥‥‥(涙)。
今回、6機ある下総のYS-11のうち飛んだのは04・05・06の3機で、01が地上展示(コクピット&機内見学)。そして02と03は基地の隅っこにエンジンを外された状態で放置(?)されていた。
‥‥‥このまま「部品取り」でスクラップになる運命なのか!?!?
↑やはり基地の隅っこに置かれていた、昨年まで海上保安庁で使用されていたYS-11。こちらは間違いなく部品取り→スクラップの運命と思われる。
―――もうTWK屋上からYS-11の姿を見ることはできなくなってしまうのだろうか!?!?寂しいなぁ‥‥‥(;_;)。
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