前記事で書いたとおり、先日の真壁トライアルランドでは最新のニーブレース「POD MX K700」を初めて実際のライディングで使用してみることができた。
まず、最初に製品を見た時にその軽さと薄さに驚かされたものだが、実際にウエアの下に装着してみると、その薄さのお陰で外からではニーブレースを装着しているのが判らないほどだ。
前記事の私のライディング写真も当然POD MX K700をウエアの下に装着しているが、全然そうは見えないのではないだろうか。
もっとも、あの写真のパンツは厚手の生地のゆったりした作りなのでニーブレースのシルエットが判りにくい。そこで、もっと薄手の生地でぴったりフィットするパンツの下にK700を装着した時の写真がこちら↓
―――こんな感じで、今までのニーブレースを装着した時のようなゴツゴツした出っ張りがないので、ひざを屈伸する際にウエアが引っ掛かるような感じはなく、その軽さとあいまってニーブレースを装着しているのを忘れてしまうほどだ。
また、ニーブレースを装着して激しい動きを続けていると、ニーブレースがずれてきてしまう事があるが―――
K700は長時間装着していてもずれる事はなかった。
これは、ブーツの中に入る部分の形状も関係していると思う。
↑この写真では判りにくいが、指でさしている辺りでフレームがぐっと絞り込まれ、ブーツに入る部分は脚にぴったりフィットするような形状になっている。
他のニーブレースの中には、このブーツの中に入る部分の形がデコボコしていて、ブーツのバックルを締めた際にうまくフィットしないものがあり、それが長時間の使用でずれる一因になっていると思われるが、K700はブーツとのフィッティングもバッチリだ。
また、ニーブレースを長時間装着した場合、ストラップなどが肌に触れている部分の「ムレ」が問題になる。
以前使用していたニーブレースで、肌に触れる部分にネオプレンのスポンジが使われているものがあり、肌のデリケートな(笑)私はその部分がひどくかぶれてしまって参ったことがあるのだが、今回は全身汗だくになってしまうほどの蒸し暑い気候だったにもかかわらず、ニーブレース装着部のムレは全く感じず、かぶれも起こらなかった。
そしてニーブレースとして肝心の膝関節のサポート感については、POD MXの特徴である「合成靭帯」を使用したヒンジシステムにより、膝関節と同じ動きで強固にサポートしてくれるお陰で、前十字靭帯を損傷していてグラグラの私の左膝でも何の不安もなくライディングすることができ、たまに失敗してバイクから飛び降りて地面に着地した時でも膝のずれや痛みを感じる事は一度もなかった。
‥‥‥という感じで、本当にニーブレースを着けてている事を忘れてしまうほどの快適な装着感でありながら、障害のある膝もしっかりサポートしてくれるPOD MX K700は、今までのニーブレースとは一線を画す「新世代ニーブレース」であることを実感できた今回の実戦テストでした。
POD MX K700の詳細はこちら↓
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