全日本第一戦の前からリアショックオーバーホールの仕事が何件もたて続けに入ってきた。
わがTWKはスペシャルパーツ製作がメインで、リアショックのオーバーホールについてはあまり宣伝していないが―――
―――じつは自分で言うのもなんだけどかなりのノウハウを持っている。
15年ほど前に、どうしようもないできそこないのバイクに乗っていた時期があって(苦笑;;;)、何度もリアショックをバラして内部をいじっては乗ってみて‥‥‥その時に「ここをこういじればこういう特性になって、こういう場面ではよくなるが、こういうマイナス面も出てくる」等、貴重な経験をたくさん積むことができたのだ。できそこないのT●Zにも感謝しないとな(笑)。
またまた自分で言うのもなんだが、当時はA級再昇格を目指し最先端の走りを取り入れようと人一倍努力していたつもりなので、それなりの走りもできていたつもりだし、マシンの挙動についても理解・体感できていたので、自分でリアショックをいじった事でマシンの挙動にどのような変化が生じるか身をもって知ることができたので、机上の理論ではない実践に即したノウハウを蓄積する事ができたのだと思っている。
さらに言えば、モトクロスに真剣に取り組んだ時期にも同じような経験を積み、トライアルだけではない広い視野でサスペンションについて知識を広げる事ができたのも大きなプラスになっていると思う‥‥‥って、気がつくと今回は思いっきり自画自賛だな(^_^;)。
で、つくづく思ってしまうのは「トライアル車のリアショックって、いい加減な作りだなぁ」ってこと。
上の写真はBETA EVOのリアショックだけど、バンプラバーのロッド穴の角がビシッと立ってるのでダストシール内に砂を押し込んでしまい、シールの砂噛みでオイル漏れにつながる可能性が大な構造。バラしたついでにバンプラバー穴の面取りもしておいてやった↓
‥‥‥今回はリアショックオーバーホールの仕事がたくさん入ってきてるのでパーツ製作が大幅に遅れ申し訳ありません、っていう「言い訳」をするはずだったのに、気がつけば思いっきり「自慢話」になってしまった(ーー;)。パーツを注文して「いつになったら作ってくれるんだ!?!?」とシビレをきらしてる方、誠に申し訳ありませんですm(_ _)m。
PR