2ヶ月ほど前に
“配線ミス”のため打ち上げが延期になっていた月周回衛星「かぐや」が、本日無事打ち上げに成功したようです。関係者の皆さん、きっとハラハラドキドキしながら見守っていたこととお察しいたしますが、まずはおめでとうございます。
これから後も、ちゃんと軌道に乗せられるかどうか、そして観測機器がちゃんと作動するかどうか―――などなど、心配は尽きないと思いますが、かげながら成功を祈っております。
「かぐや」を搭載したH2Aロケットの打ち上げ作業は、今回から完全に、製造元である三菱重工業(MHI)に移管されたそうで、今回がわが国における民間ロケット打ち上げの第一号だったらしい。
ニュース記事によると「今回の打ち上げは衛星の開発費320億円、ロケット110億円、地上設備120億円の計550億円が投じられた」そうで、おいしいなぁMHI!?!?
で、順調に行けば打ち上げから約3週間で月の軌道に到着。10月下旬に観測用の周回軌道に入り、12月から約1年間、本格的な観測を行うということで、まだ謎の多い月に関して新たな発見があることを期待したい。
月に関する不思議といえば、いつも地球に同じ面を向けて地球の周りを公転している―――つまり「自転と公転がぴったりと一致している」という事実が私にとってはずっと不思議で納得いかなかった(そんな偶然ってあり得るのか!?って感じ)のだけど、先日J-WAVEを聞いていたら、誰かが「月は重心位置が中心から少しずれているため、重たい方が地球の引力に引っ張られ、いつも同じ面を地球に向けている」と、ひじょーに解りやすい解説をしてくれていて、51年間私の頭の中にあったモヤモヤがやっとスッキリしました。誰だったか忘れたけどその人に感謝ですm(_ _)m。
―――というわけで、今日の一枚は1週間ほど前の真夜中3時頃に撮影した「明けの三日月の地球照(めったに見る機会がない)」でした。
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