ここのところ連日冬型の気圧配置となって、「暖冬」という言葉がどこかへ吹き飛んでしまうような寒い日が続いています。大雪に見舞われている地域の皆さんは大変なこととお察しいたしますが、TWKの在る関東平野では冬型の気圧配置の時の定番パターンで、快晴の日が続いています。
そして北西の冷たい季節風が吹きつけ、空気も乾燥してTWK屋上から毎日富士山の姿が拝めます↓
富士山といえばつい先日、片山右京さんのグループ3名が遭難、片山さんは無事だったものの他の2名の方が凍死するという痛ましい事故が起きたばかり。
昨日撮った上の写真も、よく見ると山頂付近は雪が舞い上がっている様子が判るのですが、この前日、つまり片山さんたちが遭難した翌日の朝は風がもっと強く吹いていて、巻き上げられた雪がまるで雲のようになって富士山山頂を覆ってしまい、「絵にならない」ので写真は撮らなかったほど。
さぞかし現地の気象状態は過酷な状況であっただろうと思われました。
以前聞いた噂によると、片山右京さんって朝富士山に登ってきて午後には普通に仕事をこなしているとか、1日に2度富士山頂に登ったことがある、とか常人では考えられないような体力の持ち主らしい。
今回も他の二人が凍死してしまうような状況の中、一人で歩いて下山してきてピンピンしている事から、その体力と生命力は半端じゃないと思う。
だけど、それゆえに心のどこかに「富士山を甘く見ている」ところがあったのも事実だろう。
ちょっとした「驕り」や「慢心」が、取り返しのつかない事故につながってしまうということを誰もが心の片隅に留めておくべきであると、この勇壮な富士山は語っているような気がする。
―――亡くなられたお二人のご冥福をお祈りいたします。そして片山さんが受けた精神的なダメージの大きさは想像を絶するものがあると察しますが、いつの日か立ち直ってくれる事を願うのみです。
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