
きょうは、ほぼ丸一日かけてGASGASの“納車整備”をやりました。

ま、とりあえず箱から出して、ハンドルを取り付けてステップとかを付けてやれば走るのだけど、それだけだとグリスを塗ってない場所が多いので、半年とか一年後とかにバラそうとしてもボルトが錆び付いてしまってバラせない場合があるし、リンクのベアリングなんかすぐに錆びてしまうので、ここまでバラバラにしてグリスアップした後、再組み立てして最後に軽く試乗チェックし異状がないことを確認した上でお客様にお渡ししています。
「画竜点睛」という言葉があるけど、この作業がまさにそれに当たると私は思っている。バイクに「魂」を入れる最後の儀式みたいなものだ。
当店ではこの納車整備は「サービス」ということで無料でやっているのだけど、マージンが少なくなる一方の現状では「割に合わない」というのが正直な気持ちでもあるが、これが当店の“売り”なので、これからも続けることでしょう。
ただし、商売のやり方はいろいろで、それぞれのショップごとにそれは異なるのでうちのやり方がベストだとは言えないと思う。
だから、「TWKではあんな事をやってるみたいだけど、ウチのやり方は違う」という同業者の方がいて当然だと思います。
だけど、何もしないでただ「安く売る」だけというやり方は、自分の首を絞めるだけではなく、業界全体に悪影響を及ぼすので
やめろこのバカ‥‥‥いや、やめていただきたいものです。
ところで今回入荷したGASGASには、こんな部品が同梱されていてビックリしました

▲もしかして「触媒付き低公害エキパイ」ですか???
世界的に2サイクルエンジンに対する風当たりが強くなっている昨今、スペインでも新車を売り出すには一定の排ガス基準をクリアしていなければならなくなった、ということなんでしょう。
でも、誰もこんなの付けないに決まってるじゃん! えーっと、メーカーとしては、ちゃんと公害対策にも力を入れてますよ、という姿勢を見せることが大事なんですよね、きっと

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