冥王星が「降格」されて太陽系の惑星が8個になったことで、いろんなところに波紋が広がっているようだ。
でも、すべて人間が勝手に決めたことで大騒ぎしてるだけで、当の冥王星自体は何も変わらない。
「冥王星がなくなることで“占星術”はどうなる?」なんていう話題はばかばかしくって読む気にもならないが、こんな記事も目にした
―――東京都江東区の日本科学未来館では25日、太陽系惑星のコーナー横に『さようなら冥王星、太陽系の惑星8コに』という掲示板が立てられた―――
‥‥‥「さようなら」はねーよな、べつに消滅するわけじゃないのに!?!?
昔『天文小僧』だった私に言わせてもらえば、太陽系の惑星で観測対象として面白いのは土星までで、「天・海・冥」は興味なかった。なんていうか、個性がないんだよね。「キャラが薄い」って言うか‥‥‥。
まあ、水星もあまり個性がない感じだけど、金星はあの明るさで強烈な存在感を放っていたし、火星はあの赤い色と表面の模様、木星はガリレオ衛星と大赤班と縞模様、土星はなんと言ってもあの輪―――と、それぞれのキャラクターが際立っていて、よくもまあこんな個性的な惑星を揃えたな、太陽系!?っていう感じ。
あと、惑星じゃないけど地球のたった一つの衛星である月。こいつは近いこともあって表面の地形が良く見えるし、月齢によってさまざまな表情を見せるので、観測対象としてはやはりいちばん面白かったかな。
↑この写真は8月15日午前零時頃に撮影したもの。この時は大気の状態が非常に良く、細部までくっきりと写っている。手持ちでサクッと撮影してこれだけ写れば大満足の一枚だ。
で、降格になった冥王星は、この月よりも小さいんでしょ!?
―――そりゃ惑星に入れてもらえなくても本人(本星?)は納得だろ
PR