きょうは、こんなニュースがありました
ミツトヨ社長ら5人逮捕 マレーシアに不正輸出
核兵器開発に転用可能な「3次元測定機」をマレーシアへ不正輸出したとして、警視庁公安部は25日、外為法違反(無許可輸出)容疑で、大手精密測定機器製造会社「ミツトヨ」(川崎市高津区)の副会長、社長ら5名を逮捕した。
3次元測定機は、マレーシアのミツトヨ現地法人から核関連部品の国際密売ネットワーク「核の闇市場」との関係が指摘されている同国の部品製造会社へ渡り、アラブ首長国連邦を経由してリビアへ流出。2003-04年、国際原子力機関(IAEA)の査察でリビアの核関連施設から発見された。
「ミツトヨ」という名前は一般の人にはほとんど縁がないと思われるが、機械工作に関わる人間なら誰もが知っている測定機器のトップブランド。
いちおう製造業のはしくれでもあるTWKにも、“ミツトヨ製”の測定用機器は数多く存在している。
↑これ全部ミツトヨ製。私の中では「測定機器=ミツトヨ」というイメージが固まっていて、ミツトヨ以外のメーカーの測定器で測った数値はなんとなく信頼できないような気がしてしまう―――それほどの“信頼のブランド”だったメーカが起こしてしまった今回の不祥事は、国際的に日本の信頼を失いかねない重大な事件である‥‥‥な~んて、知ったようなことエラそうに書くのはやめよう。
そんな難しい話よりも、昔は「ノギス」(写真の一番上に写ってるヤツ)で10分の1ミリ単位の測定値を読み取るのは、バーニヤと呼ばれる部分の線の重なり具合で判断するという“超アナログ”な方法だったのが、今は「デジタルノギス」(写真一番下の物)で100分の1ミリ単位まで数値が表示される。
昔は100分の1ミリ単位は「マイクロメーター」(デジタルノギスの右に写ってるヤツ)を使用しないと測れなかったのに―――世の中、変わったものじゃのう‥‥‥(←おじいちゃん、もう寝る時間ですよ???)
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