きのう、利根川河川敷にTLR200で行ったついでに、この場所へ寄ってきました↓。
2年半前までモトクロスをやっていた時の、私の“ホームコース”です‥‥‥。
2005年の4月10日、私はこのコースを走行中に転倒し、左の鎖骨と肩甲骨と肋骨(5本)を骨折し、その時は自力で自宅へ帰ったものの、左肺がつぶれてしまっていたため2日後に緊急入院(5日間)する事になってしまい、ちょうど始まったばかりだったその年のもてぎ世界選手権トライアルの設営作業に数日間だが穴をあけてしまうという大失態を演じてしまったのでした。
それまではいい歳こいて真剣に“国際B級昇格”を目指し、それこそ「死んでもいい」くらいの覚悟で取り組んでいたのですが、この日、ちょっと打ち所がずれていたら本当に死んでいたか、寝たきりか車椅子での生活になってしまってたわけで、そうなってしまうと家族やまわりの人にとてつもない迷惑をかける事になる―――そう考えた時、「この辺が引き際かな」という結論に達し、悔しいけどモトクロスをやめることに決めたのでした。
周りの人は「別にやめなくっても楽しみで走ればいいじゃん」と言うけど、走り始めると限界まで攻めてしまう性格は自分が一番良く知っている。
この場所を訪れたのはあの受傷当日以来。自分の中ではモトクロスに関しては「負け犬」という意識がずっとあって(今もその気持ちを引きずっている)、この場所には来たくなかった。
そしてきのう、約2年半ぶりにここにやってきた時も、「懐かしさ」よりも「挫折感」がよみがえってきてしまい、この写真だけ撮って、逃げるようにこの場所から去った私―――。
身体の傷はもうとっくに治っているけど、心の傷はまだ癒えていないようです。
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