きのうの記事で、昔天体写真の撮影によく使っていたフィルムを「ネオパンSS」と書いたけど、それは一般的な撮影に使っていたフィルムで、天体写真に使うハイコントラストなフィルムは、たしか「ミニコピー」というやつだった気がする‥‥‥って、そんなことどーでもいいか
なんてったって、今から40年位前の話ですからねぇ。まだカラー写真が普及していなくって、モノクロが主流の時代。まだ“カワイイ”小学生だった私は、親父のお古の「二眼レフ」でいろいろ撮りまくったものです‥‥‥って言っても
「二眼レフ」なんて今の人は知らないんだろうなぁ
縦長の箱の前面にレンズが2個縦に並んでついていて、上部のフタを「パカッ」って開けると「すりガラス」があって、そこに上のレンズの像が映るようになってる。
で、それを上からのぞき込みながら構図を決めてシャッターを押すと、下のレンズの像がフィルムに写されるという仕組みだ。
そんな二眼レフでいろんな被写体を意味もなく撮っていたまだガキンチョの私でしたが、40年経った今、気がつくとまた同じようなことをやっている。
―――ぜんぜん進歩していない‥‥‥いや、逆に子どもに戻っているかも。使う人間は進歩していなくても、機材の方の進歩はとどまることを知らず、今では手持ち撮影で簡単にこんなものまで撮ることができてしまうのだ
↑今日の土星。
40年くらい前にこんなのを撮ろうと思うと―――
それこそ当時の最高級の機材を望遠鏡にセットして挑戦する世界で、ガキンチョがお古の二眼レフで撮るなんて絶対ムリ。
で、天文雑誌に載ってる土星とか月面の写真を見て満足していたんだけど、そんな写真の撮影データに必ずといっていいほど出てくるのが「使用フィルム:ミニコピー」という文字だったと記憶している‥‥‥ってことだったのです。
じゃあ、天体ついでに2夜連続で、また月もアップしちゃいましょう
やはり“土星の環”と“月面のクレーター”は天体写真の「基本」ですからね
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