きのう、こんなニュースがありました
―対戦車ヘリが不時着 隊員2人救出、いずれも軽傷―
2006年11月6日(月)20:37
6日午後3時半ごろ、千葉県鴨川市内浦の山中に、陸上自衛隊木更津駐屯地、第4対戦車ヘリコプター隊所属のAH-1S対戦車ヘリが不時着、横転した。県警や防衛庁などによると、乗っていた2人は救出され、いずれも軽傷という。
陸自によると、2人は機長の一尉(53)と副操縦士の二尉(29)。一尉は顔を強打したが、意識ははっきりしているという。
陸上幕僚監部などによると、ヘリは同型ヘリとともに午後3時ごろ、木更津駐屯地を離陸。同4時ごろ戻る予定で、洋上の船を攻撃する想定で山中を飛行中に不時着した。現場近くに民家などはないという。
きょうのニュースでは搭乗していた2名の隊員さん、顔面を骨折してたりけっこう重傷だったとのことですが、とりあえず命に別状がなかったのが不幸中の幸いです。
この「AH-1S」、またの名を「コブラ」という私の好きなヘリの一つで、めったに見かけることはないのですが今年の4月19日にTWK上空を通過したのを撮影できたのが、この写真です
う~ん、どうよこのスリムでシャープなフォルム
カッコイイ~
こんなにカッコイイAH-1Sなのに、次期後継機種に選定されなかったため‥‥‥
そのうちこの雄姿を見ることができなくなってしまう日も来るのかと思うと、私個人的には残念でならない。
で、次期戦闘ヘリに選ばれたのは「AH-64D“アパッチ・ロングボウ”」。
米ボーイング社製で、国内では富士重工がライセンス生産することになっているが、その第1号機の納入式の様子が
朝雲新聞社のサイトにアップされている。
≫そのページはここをクリック―――まぁ、好みもあるだろうけど、私はこの“アパッチ・ロングボウ”のデザインにはハゲしく“ダメ出し”したい
。
たしかに装備的には最強の性能を持っているのかもしれないけど、これをデザインしたヒト、「カッコも性能のうち」ということが解っていないようだ。
ヘリコプターって基本的に機能美のかたまりでカッコイイものなんだけど、このゴチャゴチャした感じと各部分の形の統一感のなさは最悪だ。
AH-1Sは「サメ」のようなイメージなのに対し、AH-64Dは「アンコウ」。
虫に例えるなら「カマドウマ」、そして正面から見た図は沖縄の鬼瓦(シーサー、だっけ!?)、そしててっぺんには黒い「おまんじゅう」まで付くというトドメつき
。
―――いや~、きょうはかなり辛口で、アパッチ好きの人を完全に敵に回してしまったようだ。
でも、こういう「見た目を無視したデザイン」って許せないんですよね。
~おまけ~
以前AH-1Sについて調べていたら、次期機種選定の際に書かれたと思われる「強烈なネガティブ・キャンペーン」のページを発見してしまったので、辛口ついでにここに
リンクしちゃいます。
(すっごく重いPDFファイルですが、名指しでアパッチの欠点を指摘しまくりで「こんなに露骨に書いていいの!?」って感じ。でも結局アパッチが選定されてしまい、私としても残念です←ボーイング社と富士重工から“刺客”を送り込まれそう
)
そうそう、今回の事故で国内のAH-1Sは安全が確認されるまでの間「飛行中止」という決定がされたそうだ。
―――ヘリ自体にに問題があるわけじゃないのになぁ‥‥‥
そういえば去年だったかな、どこかの陸自駐屯地の基地祭でやはりAH-1Sが落ちたことがあったけど、原因は操縦ミス(低空でヒネって旋回してローターが接地しちゃった)ってことだった。
今年8月頃に「みさと公園」上空を飛行してたAH-1S。
AH-64Dに比べて、なんてスッキリしたデザインなんでしょう
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