先日の真壁トライアルランドでは、
POD MX K300ニーブレースを初めて使用してみた。
↑向かって左がK700、右がK300
いつも使用している
K700にはとても満足していて、もうこれなしではバイクに乗れない―――と言ってもいいくらい、膝に故障を抱えている私には無くてはならない必需品なのですが‥‥‥
新たにニーブレースを購入してみようと思っている人にとっては、その値段の高さが大きなネックになっているのではないでしょうか。
まぁ、前十字靭帯損傷という障害を抱えたままバイクに乗り続け、これまでいろいろなニーブレースを実際に使用してきた私にとっては、装着しているのを忘れてしまうほどのK700の使い心地の良さとサポート性能は、これだけのお金を支払う価値が十分ある、と思えるものなのですが、私のようにニーブレースがないと思い切ってライディングができない‥‥‥というわけじゃない人が、膝の怪我の予防や膝関節の不安定感を補うために、この高価なK700を買うのはちょっと躊躇してしまう、というのが正直な感想でしょう。
で、少し前に新発売された“K700の廉価版”K300は、K700でカーボンファイバー製となっていたフレームをガラス繊維強化ナイロン樹脂製とすることによって大幅なコストダウンを実現しているのだ。
このK300、見た目はフレームがK700より少し厚めになっていて、K700の最大の特長である「軽さ」がスポイルされているのではないかと心配したが、実際に重量を測定してみると―――
同じLサイズの実測値でK700が594g、K300は634gと僅か40gしか変わらないのだ。
そして実際にK300を装着していつものようにトライアル走行してみたが、フレーム以外の主要構造はK700と共通なので、K700を装着している時とまったく変わりなく、40gの重量増と僅かなフレームの厚さアップもまったく気にならないレベルだ。
まぁ私はごく僅かでも軽い方がいいし、見た目もカーボンの方がカッコいいのでK700がお気に入りだが、この価格でK700の機能を手に入れることができるK300がラインアップに加わったことは、ライディングのための装備としてヘルメット、ブーツの次にニーブレースが広く一般に普及するための大きなステップになることは間違いないでしょう。膝に不安を抱えている方におすすめの一品です！！
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