連休は妻の実家がある北茨城市へ行ってきた。
妻の実家は山寄りの地域にあるので大きな被害は受けていなかったが、約5kmほどしか離れていない海岸沿いの地域へ行くと状況は一変、激しい揺れとその後に押し寄せた津波によって壊滅的な被害を受けている地域もあり、倒壊したままの家屋や瓦礫の山を目の当たりにし、言葉を失った。
もちろんカメラはクルマに積んでいたが、その凄惨な光景をヤジ馬的な視点で撮る気にはとてもなれなかったので写真はない。
そして、市内で一番被害が大きかった大津港の様子を見に行ったが、みんなで何度も食事をした大津漁協直営の市場食堂は津波の直撃を受け、その周辺は今でも立ち入り禁止のまま。
そして港の中心の岸壁周辺は道路が波打っていくつもの大きなひび割れがあり、津波によって打ち上げられた漁船や魚網があちこちに見られた。
岸壁から少し奥に入ったところには、やはり何度かみんなで行ったことがある寿司屋があるので状況を見に行くと、幸いにもそこは大きな被害を受けておらず「商い中」の看板が出ていて少しホッとさせられた。
その後、
今回の津波によって消失してしまった六角堂が見渡せる「五浦岬公園」へ行ってみると―――
↑灯台横の高台にある駐車場は、一部が崖崩れで大きく傾き立ち入り禁止となっていた。
(※この場所でカメラを向けることには抵抗感を感じなかったので、この日に撮った写真を何枚かアップします)
駐車場から数分歩いて、六角堂を見下ろす崖の上に出ると―――
六角形の土台だけを残して消えてしまった“六角堂跡”が確認できた。
貴重な文化財が失われてしまった事は地元にとっても大きな損失だが、現在この
六角堂の再建計画が具体化されつつあるようなので、無事復元されることを期待したい。
(その2へ続く)
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