きょうは、川越の「オフロードヴィレッジ」へ行ってきた。
一ヶ月ほど前に「読売新聞から災害ボランティアバイク隊の取材をしたいという話があるのだが‥‥‥」と、災害ボランティアバイクネットワーク関東の事務局から連絡をいただいたんだけど、ちょうど全日本のセクション作りで「テンパり度200%」な時期だったので「ムリ!!」と断った私(←鬼)。その話が再び持ち上がり、私のご機嫌もだいぶ良くなったということで、取材を受ける事になったというワケです。
取材内容は、読売の記者さんが実際にバイクに乗って、地面に横たわっている「電柱」を乗り越える(震災後にはありがちなパターン)という“体験取材”的な内容で、災害ボランティアバイクネットワークの訓練を年に一回程度やっている場所ということでオフロードヴィレッジがその場所に選ばれたのだろうけど、モトクロスを真剣にやっていた数年前、何度か関東選手権でここを走った経験がある私。会場に近付くにつれあの頃のレースに向かう時の「もしかしたら怪我するかもしれない、そして最悪の場合は‥‥‥」というような悲壮な感情がよみがえってきて、逃げ出したい気分になってしまった。
で、オフビに行くんだったらその数キロ上流にある、以前の「関東のモトクロスのメッカ」桶川(最後の頃は“H.A.R.P”~Honda Airport Riders Park~と名付けられていた)の現在の様子をぜひ見に行きたいと思い、少し早めに家を出たのだが、桶川での関東選手権モトクロスにも何度か出た事のある私、こちらでも会場に近付くにつれあの頃の感情がまたよみがえってきて、重たい気分になってしまったのであった―――。
↑これが現在のH.A.R.P跡地。
ここは「上級コース」といって毎年のように全日本モトクロスも行なわれていたコースだったのだが2002年(だったと思う)、ご存知の方も多いと思うが突然の「農地転用届出違反問題」が発覚、その後自然保護団体も絡んできて「完全閉鎖」に追い込まれてしまった場所だ。
私が最後にこの場所を走ってからかなりの年数が経過しているが、この場所に立つと「この下がスターティンググリッドで、正面の林の手前が第1コーナーで‥‥‥」と、当時の記憶がよみがえってきた。
コースが閉鎖された直後は復活を望む多くのモトクロスライダーたちが署名運動などを展開したが、正体不明の自然保護団体が「この場所は“ビオトープ”としてさまざまな生きものが住める場所にするべきだ」などと言い出したりしてたのだが、ご覧の通り現在はただの「荒れ地」。
このあたりの荒川の河川敷にはこういう場所はたくさん存在していて、その中でここがモトクロスコースになっていたところで自然の生態系には何の影響もないというのが私の実感だ。
―――要するに、バイクを良く思わない新聞社(当時この問題に火をつけたのは「A新聞」だったと思う)と、同じくバイク乗りを目の敵にする自然保護団体を敵に回すと取り返しのつかない事になるという典型的な例だったと思う。
―――まだまだ書きたい事はいっぱいあるのだが、長くなってしまうので今日はここまで。続きはまた次回書く予定です。
PR